【はじめに】
在宅でちょっとお金を足したいな、と思っても「どれがちゃんとした仕事なのか」「いくらくらいになるのか」がぼんやりしてると手が動かないのよね。この記事では、在宅PC作業を始める前に知っておくと失敗しづらいポイントを3つだけに絞ってまとめます。最初にここを押さえておけば、変な案件に時間を取られずに済むから、先に読んでおきなさい。
① 稼ぎは「時間×単価」で決まる (データ入力とかね)
② 初期費用はサーバー+ドメインだけでOK (自分でサイトなどを作る場合だね)
③ 怪しい案件は避ける (これは後述するよ)
最初に頭に入れておいたほうがいい前情報としてはこの辺だね。深い話をしようとするともっといろいろな事があるけど、今回は
「興味はあるけど、何したらいいかわからない!」
って人向けだから、上の3つだけ覚えておきましょう。
稼ぎは“時間×単価”で決まる
そもそも“時間×単価”ってなに?
シンプルに言うとこうよ。
その作業で1時間あたりいくらになるかを出して、
あなたが1日に使える時間をかける。
=それがその日の上限。
在宅ワークってどうしても「空き時間でできる」「案件たくさんある」って宣伝されるから、無限に稼げる気になるけど、実際はあなたの時間がボトルネックになるの。
だから**「単価が低い仕事をダラダラやる」といつまでも増えない**わけ。
具体例で見ると分かりやすい
パターンA:アンケート系
- 1件50円
- 1件3分で終わるとする
- 1時間=60分だから、20件できる
→ 50円 × 20件 = 1,000円/時…に見えるけど、実際はそんなに都合よく20件並んでないから、体感は時給300〜500円くらいになることが多い。
パターンB:初心者ライティング
- 1,000文字で500円
- 1記事を書くのに1時間かかる
→ 500円/時
ここに「構成も考えて」「画像も探して」とか足すと1時間じゃ済まないから、実質時給400円くらいになる。
パターンC:ちょっと慣れたライティング
- 1,000文字で1,000円
- 書くのに1時間
→ 1,000円/時
このくらいになると「お、在宅でもまあまあだな」って感覚になってくる。
こうやって「これやると私の時給いくら?」って頭の中で計算しておくと、安すぎる案件を最初から弾けるのよ。
“時間”のほうもナメちゃダメ
あなたが使える時間が1日1時間しかないのに、単価400円の仕事を選んだら月で1万いくのは正直しんどいでしょ。
でも、同じ1時間でも単価1,000円なら、1日1時間で月3万も見えてくる。
だから最初は
- 今の自分のスピードでどのくらい書ける/作業できるか測る
- そのスピードでも時給がそこまで落ちない仕事を選ぶ
- 慣れてきたら単価の高い案件に応募する
って段階を踏むのが安全。
なぜこれを先に言ったか
在宅の失敗パターンってね、
- 手を出しやすいから一番単価の低いタスクをやる
- 「思ったより稼げない」と思ってやめる
- 「在宅って無理じゃん」で終わる
このループなの。
でも最初に「この作業は時給400円くらいになるな」「これは800円くらいだな」ってわかってたら、“できるけど割に合わないやつ”を避けて、育つやつに時間を回せるのよ。
だから、あなたはこれから何か案件を見たらまずこう考えなさい。
「これ、私のスピードだと1時間で何円になる?」
「それ、今やる価値ある?」
この2つを通せば、時間ドロボウ案件に振り回されずに済むわ。時間はあなたのほうが少ないんだから、仕事のほうを選ぶことが大事になってくるの。
ここまで読んで「ふーん、なるほどね」で終わると何も増えないのよ。単価とか時間の考え方は大事だけど、結局は1件でもやってみないと自分の実際のスピードも、どの作業が楽しいかも分からない。だから今日はね、完璧な案件探しをするんじゃなくて「これならできそうだな」ってやつを1つだけやってみなさい。動いたあとで調整したほうが何倍も早いから。
初期費用はサーバー+ドメインだけでOKな話
在宅でブログを始めようとすると、だいたいどこかで「有料テーマがおすすめです」とか「このツールを入れると効率が上がります」とか、買い物リストみたいな記事にぶつかるのよ。でも今は「とりあえず広告貼れるブログにして、ちまちまでもいいから育てたい」って段階でしょ?
だったら最初にお金を出す場所はほぼ サーバー代 と ドメイン代 の2カ所で十分。ここを決めておけば、あとは無料のものでどうにかなる。順番を間違えなければね。
ここでは、
- サーバーってそもそも何者?
- ドメインって何でお金がかかるの?
- 最初はいらないものは何?
- じゃあどういう順番でお金を出すの?
をもうちょっと丁寧に書いておくわ。
サーバー代は「土地代」じゃなくて「家賃」
まずサーバー。ここが一番ピンと来づらいところね。
サーバーっていうのは、あなたが書いた記事とか、ブログのデザインとか、画像とかを保管しておく場所。言い換えれば「中身を置いとく倉庫」。ここがないと、あなたがどれだけ記事を書いてもネット上に出せない。
で、レンタルサーバーって言うくらいだから、これは“借りる”もの。だから毎月ちょっとお金がかかる。家賃と一緒。
じゃあなんで無料ブログじゃダメなの?って話になるんだけど、無料ブログって「大家さんの家の一室を借りてる状態」なのよ。だから
- 広告を貼れる場所や種類に制限がある
- 最悪サービスが終わったら一緒に飛ぶ
- 規約でアダルトとか金融とかが書けない
っていう「人の家だからね」ルールがある。
「自分で広告を選びたい」「ドメインも自分のにしたい」って方向に行くなら、最初からサーバーを借りておいたほうが後々ラクなのよ。
しかも安いプランなら月500〜1,000円くらい。コンビニで“ついでに何か買う”のを1回やめれば払える額。
ここをケチって後で引っ越すほうがめんどくさいから、さっさと家賃を払える状態にしときなさい、って話。
ドメインは「表札」だけど、実はそんなに高くない
次、ドメイン。aiueo12345.com みたいなやつね。
これは「あなたのサイトはここですよ」という住所。住所だから、世界に同じものは1個しかない。だから「これ私使いますね」って言うときに登録料がかかる。ここで「ドメイン契約」って言葉が出てくるわけ。
で、ここも大事なポイントなんだけど、
- ドメイン代はだいたい年1,000〜1,500円くらい
- =月100円ちょい
- サーバーとセットで安くなることもある
っていう、思ってるより安い世界なのよ。
「ブログはお金がかかる」って言葉が一人歩きしてるだけで、実際のところは「あなたの名義で住所を持つ」っていうささやかな費用しかかかってない。
さらに、ドメインを自分で持っておくメリットは後で効いてくる。例えば将来「ブログの名前変えたい」「テーマ変えたい」「サーバーを別の会社に移したい」ってなったとき、ドメインさえ自分のなら引っ越しができる。
逆に無料ブログとか、サービスにぶら下がってるURLのままだと「URL変わります!」でせっかくのアクセスがもったいないのよね。
逆に、最初はいらないもの
ここ多いから先に切っておくね。最初から買わないでいいやつ。
- 有料テーマ(1〜2万円)
めちゃくちゃいいけど「書けるかわからない」「ブログの方向性がまだ固まってない」段階で買うと、もったいない棚に入る。Cocoonで十分。 - 高い画像素材サイトの有料プラン
無料の写真やCanvaで当面いける。どうしてもデザイン凝りたくなったらそのとき。 - “月◯◯万達成グループ”みたいなコミュニティ
一部は価値あるけど、今のあなたは“記事を増やす”ほうが費用対効果が高い。まだ運動会にも出てないのにスパイクだけ買ってる状態になるわよ。 - 意味の分からない自動ツール
「これを入れればアクセスが増える!」っていうのはだいたいアクセスの元が「あなたの書いた記事」なので、記事がないうちは機能しない。
つまりね、「記事が増えたら欲しくなる」ものは記事が増えてからでいいの。最初に全部買いそろえようとすると、財布が軽くなる→やる気も軽くなる→更新が止まる、っていう負のループに入りやすい。
お金を出す順番のテンプレ
じゃあどういう順番でやるかというと、これが一番キレイ。
- サーバー契約する(月500〜1,000円)
- ドメインをとる(年1,000円前後)
- WordPressを入れる(無料)
- 無料テーマを入れる(Cocoon)(無料)
- 記事を数本書く(無料、ただしあなたの時間はかかる)
- アクセスや方向性が見えたら有料テーマを検討(お金が出ても「必要だから買う」状態になってる)
この順番なら、「お金を払ったのにサイトがない」が起きない。ちゃんと“払う→形になる”がセットになってるから気持ちよく進めるわよ。
それでも不安ならこう考えなさい
「ほんとにサーバーとドメインだけでいいの?」ってなる気持ちはわかる。ネットで調べると、みんなそれぞれ“自分が使ってるもの”を紹介してるから「それも必要なのかな…」って増えていくのよね。
でも、あなたが今やろうとしてるのは、広告を貼れる自分の場所を作って、そこに記事を置いていくっていう一番シンプルな形。これなら必要なのは“場所”と“住所”だけ。
極端な話、今日やることは
サーバー代を払った
ドメインもとった
管理画面に入れた
じゃあ記事書こう
この4行で終わるのよ。ここに「ツールを3つインストールして…」とか「プラグインを15個入れて…」とか足していくと、性格にもよるけどたぶん途中で「なんかもういいか…」ってなる。
「じゃあサーバーとドメインだけでいいのね」って分かったなら、もう今日やることは決まってるよね。設定を100点にしてから始めるんじゃなくて、まずは70点で公開してから直すほうが何倍も早いの。お金をかける場所も決まったんだし、あとは記事を1本置いてみるだけ。とりあえず始めて、後から学んでいけばいいだけ。
怪しい案件は避ける
そもそもここで言う「怪しい案件」ってね、ざっくり言うと “お金や作業内容がハッキリしてなくて、こっちの時間や個人情報だけ取られそうなやつ”の事を指すわ。
在宅で稼ごうとすると、かならず出てくるのが「ちゃんとした仕事っぽいけど中身がぼやっとしてるやつ」。これに時間を使うと、記事も増えないし経験にもならないし、お金もよく分からないまま、っていう三重苦になるのよ。
だからここでは、
- そもそもなんで怪しい案件があるのか
- 怪しさを見抜くポイント
- 連絡が来たときのかわし方
- じゃあどこで探せば安全寄りなのか
をまとめておくわね。これ頭に入れておけば、あなたの大事な1時間を変な人に渡さずに済む。
なぜ怪しい案件はなくならないのか
まずこれを知っておいたほうがいい。
在宅ワークって「場所を選ばない」「時間を選ばない」「初心者でもできる」っていう良さがあるでしょ?それを悪い意味で利用してくる人が一定数いるの。
「初心者でもできる=仕事内容が曖昧でも人が集まる」って思われてるからね。
で、そういう人たちはだいたいこんな目的を持ってるのよ。
- 自分のサービスやグループに人を集めたいだけ
- 連絡先(LINEやSNS)を集めたいだけ
- あとで高いものを売る“選別”をしてるだけ
つまり、最初からあなたに仕事を渡す気が薄い。だから仕事内容がざっくりしてる。ここが一番わかりやすいサイン。
怪しいかどうかを見抜くポイント
じゃあどう見分けるか。ここはチェックリストでどうぞ。
・作業内容よりも「報酬」か「登録」を先に言ってくる
「簡単な作業で高収入!」「まずはこちらのLINEへ!」
…作業どこいったの?ってやつね。仕事内容が1行なのに、連絡方法が3行ある案件は警戒。
・プラットフォームの外に連れていこうとする
クラウドワークスやランサーズでやりとりしてるのに、
「ここだとやりとりしづらいのでLINEにしてください」
ってすぐ言ってくるタイプ。外に連れ出したがるのは、プラットフォームの監視が面倒だから。もちろん正当な理由の人もいるけど、初心者のうちは外に出ないほうが安全。
・報酬が作業量と釣り合わない
「コピペするだけで1件5,000円です」
いやそれ、あなたが欲しいですって感じでしょ。作業の難度に比べて報酬が高すぎたら、どこかに“本当の作業”が隠れてると思いなさい。
・こちらの質問に答えない
「具体的にどのサービスの紹介ですか?」
「何件こなしたらいくらですか?」
こういう質問に答えないで「まずは登録してみてください」しか言わないなら、はい終了。時間のムダ。
・「紹介すればするほど…」が出てくる
在宅ワークのはずなのに、気づいたら友達を紹介させられてるやつ。あなたは営業をしたいわけじゃなくてPCで作業したいんだから、このタイプは切っていい。
“紹介すればするほど”が出てきたらだいたい違う競技に連れていかれてると思いなさい。
連絡が来たときのかわし方テンプレ
「怪しいな」と思っても、いきなり無視しづらいときあるでしょ。じゃあこう返しなさい。コピペしていいわ。
ありがとうございます。作業内容と納品形式、作業量ごとの報酬を先に確認したいです。このチャット内で共有いただけますか?
これで相手が中身を出してくるかどうかを見ればいい。
出してこないなら、
申し訳ありませんが、こちらのプラットフォーム内で完結できる案件のみ対応しています。
でおしまい。
安全寄りの場所ってどこ?
完全に100%安全な場所はないけど、最初はここからやると変なのに当たりづらいわよっていうのを並べとく。
- クラウドワークス・ランサーズの“タスク”や“プロジェクト”
ちゃんと書いてある案件が多い。評価も見られる。 - 企業やメディアが出してるライティング募集
単価はそこそこでも中身は明確。 - ASP経由の案件(A8.netとか)
ここは「広告主が何をやってほしいか」が最初から書いてある。
逆に、SNSのDMで突然来た「副業紹介」みたいなのは、あなたがある程度目が肥えるまでは無視でいい。特にX(旧Twitter)は“副業界隈”を名乗ってる人がわんさかいるから、最初は見分けきれないと思う。
「怪しいかも」と思ったらどうする?
もうこれは単純で、いったんやめておくでいい。
在宅ワークって案件が一つしかないわけじゃないのよ。今日逃したら一生ない仕事でもない。だから、
- 内容が曖昧
- 外部ツールにすぐ誘導
- 報酬だけやたら高い
- 口コミが出てこない
こういうのは「今日はやめとこ」でOK。空いた時間でブログの記事1本書いたほうが100倍有意義。そっちを育てたほうが未来のお金になるわ。
それでも引っかかるときのための目安
「この人いい人そうなんだけどなあ…」ってなるときもあるでしょ。人間だもの。そういうときはこれで測るのよ。
- その人のプロフィールに実績やサイトがあるか
- 報酬のもらい方が明確か(銀行?プラットフォーム内?)
- 説明がスクショじゃなくてちゃんと文章か
- こちらの質問に3つ以上答えてくれたか
これが揃っていれば、怪しさレベルはちょっと下がる。揃わないならやっぱりやめときなさい。あなたの勘のほうが当たるから。
【まとめ】
結局のところ、在宅でちまちまでも稼ぐなら今日話したこの3つさえ守ってれば大事故にはならないのよね。
- 稼ぎは「時間×単価」で決まるから、時給がスカスカになる案件は最初から外す。
- 初期費用はサーバー+ドメインだけでOKだから、今はお財布を守って記事を増やすほうに時間を使う。
- 怪しい案件は避ける。内容が書いてないのに「とりあえずLINE」はほぼアウト。あなたは勧誘されに来たんじゃなくて、稼ぎに来たんでしょ。
この3つが頭にあると、「これってやる価値あるやつ?」「今やるならこっち?」って自分で仕分けできるようになるのよ。つまり、人に振り回されずに動ける。これが一番お金になる。
で、最後に一言だけ。
ブログでもクラウドソーシングでも、一番もったいないのは“ちゃんと調べたのにやらない”ことよ。今日の内容でもう「何を買えばいいか」「何を避ければいいか」は見えたんだから、あとは1記事でも1タスクでもやってみたら、モチベーションアップに繋がるはずよ。

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